2010年05月03日

中小企業にとって資金繰りとは?

・経営者の皆さん、資金繰りを気にしていますか?

景気には波があるとはいえ、どのような環境下でも、企業経営にとって一番大切なのは今も昔も、「資金繰り」であることには変わりありません。
資金繰りが分からない経営者は、経営上の失敗をおかす、つまり倒産などの事態に陥ることが多いのは、誰もご存知でしょう。

1990年代以降、銀行などの金融機関の融資姿勢は「担保」中心の審査から「決算書」中心の審査に大きく変化しました。
資金繰りのため、付き合いのある銀行へ毎期提出する決算書を気にする経営者は多いと思いますが、ここで気をつけたいのは、決算書の損益計算書が企業の資金繰り状況を性格に表しているとはいえないということです。

損益計算書も大事ですが、@キャッシュフロー計算書やA資金繰り実績表が企業の資金繰りの状況を一番ストレートに表現しています。
@やAは中小企業の場合、必ずしも作成しなければならない書類ではないので、ついつい軽視しがちですが、日々の資金の流れをつかみ、倒産などの危機を避けるうえでは絶対に必要な書類です。

倒産の事態を避けるためには、決算のときだけではなく、できれば毎月、Aの資金繰り‘実績’表と資金繰り‘予定’表を作るようにしてください。


・理想は月商3か月分の現金預金

中小企業の経営者が常に意識しておかねばならないのは、企業が保有している現金と預金の量です。もちろん、月々の売上げ高や経費、利益、借入金残高など意識しておかねばならない経営上の要素ですが、企業経営はキャッシュで始まり、キャッシュで終わるといっても過言ではありません。

語弊のある言い方かもしれませんが、「借金してでも現金を作れ」とは企業経営のうえでは鉄則です。将来の負担を考えずに闇雲に借入れをすることを勧めているのではありませんので、くれぐれも気をつけてほしいのですが。

通常の事業活動、つまり顧客に商品やサービスを提供し、その対価として現預金を受け取り、その範囲内で会社経費を払い、余った資金を企業内に留保し、将来の設備投資なり、新規事業への投資なり、予期せぬ危機に備えたりする。常に月々の事業活動の範囲内で余剰キャッシュが生まれるような企業体質にしておかなければなりません。

理想として、一月あたりの売上高×3か月分、つまり、月商3か月分のキャッシュが手元にあることです。業種や企業規模によって違いがありますが、3ヶ月分は無理なら、せめて売上げ1か月分のキャッシュが企業内に確保しておきましょう。

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税理士・山内司 / 山内会計事務所 【石川県金沢市

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posted by 山内会計事務所 税理士 山内司 at 14:54| Comment(0) | 会社経営者と資金繰り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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