2010年05月21日

リース料のリスケジュール

こんにちは。税理士の山内です。

今日は、リース会社とのリース料の支払猶予・リスケジュール交渉についてお話します。

5月4日付のこのブログで、経済産業省が社団法人リース事業協会に対し、今年4月16日付けで以下のような要請を出したことをお伝えしました。

『中小企業から支払猶予や契約期間延長の申し込みがあった場合には、リース期間等の使用可能期間を考慮しつつ、支払い条件の変更などを柔軟かつ適切に対応するように期待する。』


上記の経産省の要請は、昨年12月のモラトリアム法案の趣旨に基づき、銀行同様にリース事業者にも、中小企業の資金繰り需要の要請に応えることを求めているのです。

以前にもお伝えしたように、会社の資金繰りのためには、銀行からの融資の返済条件の変更(いわゆるリスケジュール)だけでなく、
リース会社へのリース料の支払も条件変更の対象に含めて考えるべきです。


一般的に、リース会社は支払が滞ったときの催促は銀行以上に厳しく、法的措置をとることも早いです。

従来のリース会社はリスケジュールを申し込まれてもなかなか応じようとしませんでした。


今回の経済産業省の要請が、個々のリース会社にどこまでの影響をもたらすかは、正直なところ、わかりません。

しかし、リース会社との交渉の場で経産省の要請の件を持ち出して、
もう一度、リースを組み直すなどで支払期間を長くして、
月々の支払額を減らすような交渉方法をとることをお勧めします。


リース会社が交渉のテーブルになかなか乗ろうとせず、
「リース物件を引き上げます。それでもいいのですか。」と言ってくるかもしれません。

しかし、実際に物件を引き上げることは、少ないのが現実です。
(ただし自動車など動産価値があるものは例外。)

リース物件は使い込まれているので引き上げても商品価値は無く、引き上げの運搬費用のほうが高くつくケースが多いからです。


「今はこれだけしか払えない」と数千円から交渉し、月々の支払額を一万円以内におさえるのが理想です。

一万円以下なら請求手数料のほうが高くつき、ほどなくして償却扱いにして請求を止める可能性もあります。


とにかく諦めずに、粘り強く交渉するのが会社の資金繰り向上の基本です。


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税理士・山内司 / 山内会計事務所 【石川県金沢市】

〒 920−0993 金沢市下本多町6番丁40−1
TEL:076-263-1490 
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posted by 山内会計事務所 税理士 山内司 at 11:41| 資金繰りの掟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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